VBBの神ちゃんは、サイコーにギラギラしていた
ありがたいことにチケットを譲っていただけまして、先日VBB大阪公演を観劇してまいりました。
まだ千秋楽前でもあるので細かいレポートやネタバレは伏せつつ、舞台を見て感じたことをざっくりと書いていきたいと思います。
舞台自体もすごく面白かったので色々と書きたいところではあるんですが、とりあえず今回は神ちゃんに関してだけ。
とりあえずブログ用に幕間でババッとスマホに打ち込んだメモには、
「声やばい 神ちゃんが動いてる歌ってる話してる」
と書いてありました。楽しそうだなわたし。
そもそもジャニーズWESTをすきになって神ちゃんを知ったのが今年の夏だったので、テレビ越しではない生の神山智洋くんを見たのがこの舞台が初めて。そういう理由もあって、神ちゃんが最初に登場した時の一番の感想は「い、生きてるー!!!実在してる!同じ空間にいるー!」っていうものでした。
演技云々の前にまず存在に感動。
で、演技やらなにやらに関する話としては、神ちゃんの持ち味である過剰ぎみな演技が舞台上ですごく活かされていたなあと思います。
舞台でもコントでも何でも、神ちゃんは役にしっかり入り込むタイプだなあと感じていて、それは周りが入り込めていなかったりすると浮いちゃってるように感じることもあるんですけど、今回の舞台ではその過剰さが活かされていた気がする。
あと神ちゃん自身がノリノリで演技をしているように見えて、すごく観ている側としても楽しめました。
あと神ちゃんは声が…、声が本当に綺麗でよく通りますよね…!!!
爽やかな声で本当、生で聞けて良かったなあと思いました…役柄にも合っていたと思う。
役柄と言えば、今回本当に神ちゃんが愛される役どころで、いい役をもらったなあと感じます。
ただ今回は周りが引き立たせてくれたというか、ゲストとしてフィーチャーしてくれた面もあるのかなあと感じているので、いつかゲスト感無しに活躍する姿を見たいなあと思います。それからもっと深みのあるというか、闇のある役も見たい。
そんなこんなで色々と感じることのあった舞台だったんですが、一番印象的だったのはカーテンコールでお辞儀をする神ちゃんの姿でした。(お前前回に続いてまたお辞儀の話かよって感じで申し訳ない)
神ちゃんは確か他の役者の方々が礼をした後に一人で出てきてお辞儀をしたんですけど、その姿がすごく印象に残っています。神ちゃんのお辞儀は他の方よりも長くて、頭の位置も低いように感じました。
舞台に出られていることを噛み締めているような、本気でこの舞台に挑んでいることが伝わってくるようなお辞儀で、なんだかそれを見ただけでぶわっと泣きそうになった自分がいました。
本気で挑むことって、大人になる程難しくなっていく様な気がします。 失敗した時のリスクはどんどん大きくなるし、本気になること自体格好悪いし夢見すぎっていう空気は、あると思うんです。 神ちゃんはきっと、デビューまでにもそういう空気のなかを全力で挑んできた人だと思ってるんですけど、デビューした今もその姿勢を続けていられるのが本当に格好いいなあと感じました。
生き生きと目の前のことに挑みながら、「もっともっといろんなことをしたい、高みに挑戦したい!」とも思っている気持ちがありありと伝わってくるようでした。
長々と書いてしましましたが、この経験が神ちゃんに何か大きなものを与えるものになったんだろうなと、感じることのできた舞台でした。
これからも、ギラギラと挑戦を続けていく神ちゃんを見ていきたい。
バックジュニアのお辞儀が美しかった話
先日、ジャニーズWEST『なにわ侍 ハローTOKYO!!』のDVDを見ました。
舞台自体もすごくよかったし、何よりここからジャニーズWESTが始まったのだと思うと語りたいことがたくさんあるんですけど、今回はWESTじゃなくて彼らのバックについていたジュニアくんたちの話をしたい。
特に、終演間際に彼らがしたお辞儀の美しさについて話したい。
第二幕SHOW TIMEで歌われた『浪速一等賞!』のラストでは、曲に合わせて2回お辞儀をする振りがあります。この曲をもって舞台全体も幕を下ろすので、そういう意味も込めた振付だと思います。
ここの、ジュニアのお辞儀が個人的に好きすぎて、何度も見返してしまいました。
まず、お辞儀自体がきちっと揃っていて美しいし、赤いお衣装も素敵だし、もちろんジュニアの彼ら自身も美しいのだけれど、なんというか、同時に儚さみたいなものを感じました。
舞台に気持ちが入り込んでいても、お辞儀によってこれはフィクションだったのだと思い知らされる悲しさ。
彼らと身近な関係にあるような気持ちで舞台を楽しんでいたのに、彼らがエンターテイナーであり、アイドルであると実感させられる切なさ。
CDデビューを発表したばかりのジャニーズWESTの後ろで、デビューを目指して踊る彼らとの対比の儚さ。
そういういろんなものがぐわあーっと伝わってくるような気がして、すごく印象的でした。
あのお辞儀をすることで一気にアイドルと観客っていう線引きがされたような気がして、人によってはそれを「距離を感じた」とか「やっぱり遠い存在なんだ」と悲しく受け止めることもありそうだけど、わたしはその遠さがすごくいいなと思った。
元々、わたしはアイドルに近づきすぎてほしくないという思いがあるみたいで、身近に感じるよりはできれば遠くて近づけない存在であり続けてほしいと思っている。
彼らを崇めたいし、彼らに憧れたいんです。
「アイドルに逃げている」と言われればそれまでかもしれないんだけれど、とにかく彼らを自分の生活している世界とは離れたところに置きたいという気持ちがある。
(もちろんこれはわたし個人の在り方だから、そうじゃない人がいてもいいし、そうじゃないことを求めてくるアイドルが居てもいいと思う。)
そういう思いを叶えてくれるというか、「ああ、やっぱり彼らはアイドルで、わたしはただのファンで、同じ世界にはいないんだな」と思わせてくれるこのお辞儀が、彼らのアイドル性やエンターテインメント性を引き立たせていて、なんだかいいなあと思った。
淳太くんはアイドル
中間淳太くんは、「Theアイドル」だと思う。
他のアイドルについて詳しくないので比較することはできないし比較するものでもないけど、彼を見ていると「ファンがあって自分がある」という意識を強く感じます。
個人的に、アイドルとはファンがいて初めて成り立つものだと思っています。
アーティストと呼ばれる人たちとアイドルとの違いはここにあると思っていて、
例えば俳優やミュージシャンならば、何かを演じたり奏でたりすることが仕事で、そこにファンの視線は必要ない。
いや必要ないというか、「ファンによって形成される」というのとは少し違うんじゃないかと感じています。うまく言えないけど。
ただ、アイドルは違う。
ファンが崇め、憧れ、応援する対象になるものが、アイドル。
極端に言ってしまえば、アイドルはファンに囲まれて初めて「アイドル」になるんじゃないかとすら思っています。極端すぎたかな。
少クラで手拍子や黄色い歓声に包まれる姿こそが、「Theアイドル」なんじゃないかなあと思うんです。
勿論、その「アイドル」の型から外れることで魅力が引き出される人たちもいますが。
そういう「アイドル」としての意識が、中間淳太くんはすごく強いような気がします。
ジュニアとしての下積み期間が長かったからか、それとも彼自身「アイドル」に夢や憧れを抱いているのか、理由はわからないけど、そう感じます。
例えばこの前のヒルナンデス!で奇跡のアラジンコスを見せてくれた時も、淳太くんは「ジャスミンが大好きなんで(要約)」とさりげなーく言ってくれてました。
ファンにしか分からない言葉。
でもファンには確実に伝えていく。
テレビの向こうからその発言を聞いたときは「うわー!ありがとうー!」と叫びたくなりました。なんだか、少しだけ距離が近づいたようにすら感じた。
そんな風に、ファンを大切にして、ファンと共に歩んでくれる淳太くんは、本当にアイドルなんだなあと感じます。
いやまあ実際アイドルなんですけど、個性豊かなアイドルが受け入れられるこの時代で、淳太くんは序盤で挙げたような「Theアイドル」の在り方を実践してくれていると思うんです。
この先淳太くんのアイドル像がどんなふうになっていくのか、変わっていくのかこの姿勢を貫くのか、なんだか今からたのしみです。偉そうに色々言っちゃったけど、本当にたのしみ。
ジャニーズWESTをすきになった話
気持ちの入り具合がヤバいのでなんかすごいポエムってかクサい文章になってしまうかもしれないです。
今年の夏、7月の半ば。
ジャニーズWESTをすきになりました。
アイドルにハマるのはデビュー当時のおジャンプ様を応援して以来なので、およそ10年ぶりにジャニーズにハマったことになります。
元々WEST自体には良い印象があって、特に去年のリトラクリスマスSPなんかでは「この人たちこんなに歌って踊れて面白いの!?すごいなあ!」と思っていました。
そこからズドーンとハマるに至ったきっかけは、歌番組で『人生は素晴らしい』を歌う彼らを見たこと。
ちょっと個人的な話になるんですけど、このときわたしはいろいろとうまく行かないことが重なっていたんですね。
周りが羨ましくて、自分が情けなくて、支えてきてくれていた人たちに申し訳なくて…そういうダメな自分を他人に見せたくなくて、もうほとんど引きこもりみたいな日々を過ごしていました。
そんな時、何気なくつけていたテレビから『人生は素晴らしい』が聞こえてきました。
初めはジャニーズWESTの衣装に「なんか随分若作りだな笑」とか思ってたんですけど、気が付けば、見入ってました。
“生きてゆくことの半分は 壁にぶち当たるばかりだ”
“残された半分は それを乗り越えてゆくためだ”
“ひとつ、ひとつ あきらめずにためらわずに行け!”
“未来とは七不思議 信じれば叶う夢”
このあたりの歌詞に涙が止まらなくて、何よりこういうファイトソングを笑顔で、本当に心から笑っているような、笑いだしたくてたまらないから笑っているような表情で歌う彼らに、鬱々としていた気持ちが晴れていくのを感じました。
なんでこの人たちはこんなに笑えるんだろう。
なんでこの人たちの歌はこんなに力強いんだろう。
なんでこの人たちはこんなにワクワクさせてくれるんだろう。
どんどん、どんどん引き込まれて行って、いつの間にか、ファンになっていました。
「てっぺんを目指す」と公言してその言葉の通りにひとつひとつ夢に近づいていっているジャニーズWEST。
彼らの歌う姿に励まされながら、わたしも引きこもりみたいなネガティブな日々を止めて、また頑張ることが出来ています。
しんどい時には、彼らのラジオやコンサートのMCで笑って元気をもらったり、気合が足りていないときには、ストイックに努力し続ける彼らを見てやる気を出したり。
本当に彼らから、頑張るためのエネルギーをもらっています。
ジャニーズWESTの魅力は、関西色バリバリの面白さと王道アイドル感を両立させているところ。
それから、目標をひとつひとつ口にして、いつでも現状に満足しないで上を目指し続ける姿勢にあると思います。
アイドルだから夢も与えてくれるけど、現実は夢だけじゃのし上がってはいけないことも教えてくれて、それでも夢を見て努力しようという気持ちを与えてくれるひとたち。
「大丈夫だよ、そのままでいいよ」じゃなくて「お前ならもっと行ける!」って鼓舞してくれるところがすきです。
それは、きっと彼ら自身が自分の可能性を信じてひたむきに走り続けているからこそ伝わるものだと思う。
正直、わたしは「そのままでいいよ」っていうメッセージの方が好きだったし、おそらく世の中的にもその考え方が広まっていると思うんですけど、そういう雰囲気の中で「お前なら(自分たちなら)もっと行ける!」を体現してくれるジャニーズWESTはすごく新鮮に感じられました。
ギラギラすることの大切さを、久しぶりに思い出した。
そういうジャニーズWESTだから、ドーム公演を決めたり、個人の仕事が増えたりしている今の彼らを見ていると、どんどんわたしも頑張ろうと思わされます。
確かに遠くなったような気はするけど、でも、それがどうしようもなく嬉しいんです。
どんどんWESTが遠くへ行ってくれるから、高みを目指してくれるから、わたしもわたしで頑張ろうと思える。
これからもきっと、ジャニーズWESTを追い続けます。
彼らがどんなふうに葛藤して、成長して、見たことのない景色を見せてくれるのか、それが楽しみだから。
彼らを追っていけば、自分自身も変われるような気がするから。